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栄養と消化・吸収

[3年生]
今週は、実験からスタートしました。

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ポテトチップス一袋の中に、
どの位の脂肪分が、含まれているのか
鍋で煮て調べてみました。
時間が経つにつれ出てきて、
鍋の中の表面全体を覆うようになった油も、
翌日表面に膜となった脂も、
さらに、煮詰め直し一晩置いて白く固まった脂も
子供たちは目にしました。
「うえー、こんなのやだ。」
「こんなのが体に入るの。」
TVでおなじみの余分三兄弟の一つ、
『脂肪分』の過剰摂取が体に悪そうだと
彼らも感じたようです。
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この実験の狙いの一つは、
一人の子のメニュ-の再考を促すこと。
彼は品数の多さも売りにしたいとのこと。
その結果、どうしても脂肪が多くなりがちに。
こちらから、何回かその点を指摘しました。
彼は、脂肪過多が良くないことを認めながらも、
なお、頑なに自分のメニューにこだわっています。
「何か工夫できることはある?」
ときいてみる。
それに対し、彼の考えた作戦は、
品数を減らす替わりに、各品を小さくして
脂肪分を減量するというもの。
しかし、与えられたほかの条件も満たすためには、
材料費やカロリー計算など数字での検討も必要で、
品数のことも含め、さらに、見直しをしました。
その結果、一品減らすことを決断。
それでもなお、すこし気がかりです。。

来週が調理の本番になるので、
『自宅で一度料理を作ること』
という宿題を子供たちに課しました。

そんな中、消化管についての授業も
行いました。
口から始まり大腸まで、消化・吸収
そして、最後に排泄までを行う
人間の体の仕組みについて、
映像の資料を使って学習。
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最初に出てきた口の説明を聞いて、
「鼻に流れないように舌で蓋するなんてすごい。」
と感心したり、
小腸での説明では
「子供でも約3メートルはあるのか。」
「150平方メートルってどういうこと?」
などと反応。
二人ともかなり興味を示していた。

しかし、それぞれの器官や唾液・胃液の働きなどについて、
まだまだ、知っておきたいことがあります。
来週、唾液を使った実験とともに、再度学習するつもりです。
そして、いよいよ調理実習を迎えます。

週の最後、子供たちと今回のテーマが
『からだに栄養、こころに栄養』
であることを確認。
「自分やほかの人を元気付ける言葉を考え、発表する。」
勇気宣言という最後の使命を伝えました。
今後の授業では、こころにとっての栄養についても
我々は探っていくことになります。

TY

TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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