「課題」を追究するために
どんなことを調べたらよいか?
「本質に迫る問い」を返し
明確にしてゆきました。
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どんなことを調べたらよいか?
「本質に迫る問い」を返し
明確にしてゆきました。
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どんなことを調べたらよいか?
「本質に迫る問い」を返し
明確にしてゆきました。
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「本質に迫る問い」を返す

キーワードは「効率」。
作ったエネルギーを無駄なく使うにはどうすればよいか「追究」するという方向性
は決まりました。目指す「山頂」はきまったわけですから、次に考えるのは
どんな「登山道」を通って登るかということです。

「おれエンジンやりたいんだよね」
「私は省エネ家電に興味がある」

子どもたちの関心は高まっています。ここが今後の「追究」が意義あるものに
なるかどうかの分かれ目です。子どもたちが調べたい「課題」を見つけることは
とても大事ですが、ただ漠然と調べさせればよいわけではありません。

何のためにそれを調べるのか?
それは今回のテーマで目指す「山頂」につながっているか?

という見通しを持って、調べる内容を決めるのだ!と意識づける。
それが、子どもたちに「追究の仕方」を学ばせるということです。
そのために、教師は「タイミング」を見極めて「本質に迫る問い」を返すのです。

「本質に迫る問い」を返す_01  「本質に迫る問い」を返す_02

「エンジンか。いいねえ。どんなこと調べるの?」
「ガソリン車とハイブリッド車と燃料電池車」
「なるほど……で、何のために調べるの?」
「……」
「そういうときは、今回の学びの目的に立ち帰って考えてみれば」
「え~っと……エネルギーを効率よく使うこと」
「そうだよな、じゃあ、どんなことを調べたらいいだろう?」
「……効率のいいエンジン」
「そうそう」
「どうやって効率よくなったか」
「いいねえ、それから?」
「廃棄物を出さないためにはどうするか」
「ほほう!いいねえ」

子どもは放っておくとただやみくもに調べるだけです。
かといって、こういうことを調べなさいと手順を示してしまったら、ただ教師の誘導に
従うだけになります。何のために調べるのか、そのためにどんなことを調べるのか
ということを常に意識して調べる内容を決める。そうすると、集めた資料の中で
どの情報を取り出せばよいか次第に見えてきます。子どもたちがこのような追究の流れを
身につけられるように、適当なタイミングで「今、どうしてそれをやっているの?」と
「メタ認知」を刺激するために行うのが「本質に迫る問い」と言えましょう。

ただエンジンを調べるのではなく、発動効率を高めるにはどうしたらよいか調べる。
家電製品について調べるよりも先に、まず、発電効率をどう高めるかについて調べる。

「本質に迫る問い」を返す_03  「本質に迫る問い」を返す_04

目的がはっきりし、資料も手に入れた子どもたちは調べる作業に熱中します。

「なあんだ。火力も原子力も熱で水蒸気作ってタービン回して発電するのは同じじゃん」
「火力発電は60%以上もエネルギーを失うけど太陽光はほぼ100%だよ」
「水力発電のHPは水力ほめてるし、原子力はきっと絶対安全って書いてあるよね」
「それぞれいい部分も悪い部分もあるはずだからどれがいちばんって単純に言えないよね」

調べていくうちにどんどん価値ある「気づき」が生まれてきます。
次週は、調べた内容と新たに生まれた「疑問」を持って、エンジンミュージアムと発電所を
訪れます。「現地」と「現人」に触れてさらに「追究」を深めてゆきます。

RI

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