東京コミュニティスクール（ＴＣＳ）は、首都・東京の副都心・新宿からＪＲ中央線で一駅（４分）という利便性と、中野ブロードウェイに代表されるオタク文化、加えて駅周辺の大規模な再開発により、学生、社会人、家族連れ、観光客など多くの人々が集い活気あふれる「中野区」に校舎を構える、小学生と幼児（３歳から１２歳）を対象とする全日制のマイクロ・スクールです。
ＴＣＳは、いわゆる「ふつうの学校」ではありません。従来の学校教育の補完と代替の機能を持ち、さらに未来に向けて新たな挑戦をし続ける学校です。
一般的に、学校教育法第１条に定められていない学校は「フリースクール」あるいは「オルタナティブスクール」あるいは学びの内容によっては「インターナショナルスクール」と表現されることがあります。しかしながら、私たちは、その従来からのカテゴリー分けには収まらない学校なのです。私たちは、家族的な雰囲気の中で子供たちが安心して学べる環境を提供し、人と人とのつながり・信頼の中で学び合う『コミュニティスクール』であり、教育の質を高めるために小規模であり続けることを重視し、その機動力によりさまざまな体験の機会を実現し、人の温かさとテクノロジーの活用で、それまでの学習や経験で培われた一人一人の既存の知識に基づいた学びを行う『マイクロ・スクール』という新たな教育の概念を提案しています。
子供たちは、与えられた知識を記憶するという従来からの教育観に支配されることなく、さまざまな発見を楽しみ、抱いた疑問に対して質問や調査を行い、もやもやしたことがあれば、自分で考え、人とコミュニケーションをすることで、粘り強く新たな概念を探究し、未知の問題を解決していく感覚を磨いていきます。さらにその問題に対して主体的に関わっていく発言力・行動力、そして新たな価値を創造し続けていく力を、この学びの環境の中で身につけていきます。
また、このコミュニティで学ぶのは子供だけではありません。子供の成長とともに、時代の変化とともに、親も教員も学び続けていくことになります。「学び続けるコミュニティ」がここにあるのです。
子供と大人が共に学び続け、創造し続けるコミュニティ。それが「東京コミュニティスクール」です。