特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

東京コミュニティスクール

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東京コミュニティスクール

FAQ(よくある質問)

小学校の卒業資格はどうなりますか?

TCSは学校教育法第1条に定める小学校ではないため、子どもたちは地元の公立小学校に学籍を置いたままTCSへ通っています。現状は、学期ごとに保護者がTCSの出席及び学習の記録を学校長に提出するとともに子供の学びの状況などについて報告をし、在籍校で公的な出席記録及び卒業の認定などが行なわれるのが通常のパターンです。それ以外の場合でも、提携校であるラーンネット・グローバルスクール(神戸)の過去の実績を含め、小学校の卒業が認められていない例は一つもありません。

少人数だと社会性が育たないのでは?

東京コミュニティスクールの1クラスの定員は9名です。ひとりひとりの子どもの様子をしっかりと把握し、学習をサポートしながらも、様々な人間関係を経験することができる最小の単位だと考えています。「少人数だと社会性が育たないのではないか」という声をいただくことがありますが、30~40人学級であれば、性に合わない、気に入らない相手を「無視する」ことで問題が解決してしまうために、逆にコミュニケーション力は高まりにくいと考えています。一方で、数が少ないということは、子ども同士の間で起こる衝突を、誰しも無視することができず、問題が解決するまで本気になって話し合い、全員で解決していくという建設的な人間関係がつくりやすいというメリットがあります。

そもそも社会性とは、スクール(学校)の中だけで身に付くものではなく、それこそ社会で身につけていくものです。TCSはスクールの外に積極的に飛び出して、人と出会い、人の役に立ち、また人から助けてもらうといった人と人のつながり(コミュニティ)を通じて、真の社会性を育んでいこうと考えています。

TCSは校庭がありませんが、運動場はどうしていますか?

屋外での運動には、近所に複数ある公園を目的に応じて使い分けています。たとえば、「紅葉山公園」には池や滝があり、川が流れ、樹木も多く、学びの場としても最適です。また「城山公園」は、休み時間に子どもがすぐに行ける遊び場としても利用されています。体育のクラスには、囲いがあってボールを使った運動ができる公園として「谷戸運動公園」を利用しています。ここは、小学校の校庭かと思うほど十分な広さがあり、自分たちで校庭を持ちませんが、中野の校舎周辺一体をまさに自分たちの校庭として活動しています。

その他学校として備えるべき施設はどうしていますか?

TCS周辺にはさまざまな施設があり、それらを有効に活用しています。スタッフや子どもに“TCS図書室”と呼ばれているのが、実は「中野区立中央図書館」で、スクールから歩いてすぐのところにあります。図書館が入っている「なかのZERO」には、集会室・音楽室・視聴覚ホール等も整っていますし、また舞台照明やステージ演出機器が完備しているホールは、演奏会や舞台が普通に開催される場所で、TCSミラクル・ハイパーステージで利用するには十分贅沢な会場です。運動会には、これまで、公立・私立の小・中学校の校庭を使用させていただいたこともあります。プールは公共施設ではありませんが、東京アスレティッククラブ(TAC)のプールを利用できるおかげで、水泳のクラスを通年行うことができます。このように、TCSが施設として備えていないものは、公共施設やTCSコミュニティを最大限に活用することで補っています。

どのような家庭のお子さんが多いのですか?

ごく普通の家庭の、ごく普通のお子さんが通ってきています。以前、何度か行われた公立小学校との交流イベントでもすぐに子ども同士仲良くなれるような、“子どもらしい子ども”たちです。一方、親たちは、教育に対して問題意識をもっている家庭が多いです。教育熱心というよりは、子どもの尖ったところを伸ばしてあげたいという想いがあったり、子どもたちの将来を真剣に考えていらっしゃいます。

小学校の卒業資格はどうなりますか?

TCSは学校教育法に定められた学校ではないため、公的な小学校卒業証明書は発行されません。あるご家庭では、TCSが発行する出席証明書や成績表にあたる「学びのガイドライン」を持って、在籍公立小学校の校長先生を定期的に訪ねています。ある児童が私立中学校に進学する際は、その公立校から報告書や卒業証明書を発行していただけましたし、卒業証書を校長先生より直接授与してくださったケースもございます。

TCSの提唱する「学び続ける力」とはどういうことですか?

「学び続ける力」とは、子供、教師、学校組織にはもちろんのこと、一人ひとりの市民や社会にとって必要な力です。思考と行動のつながり、人と人とのつながり、生活や社会とのつながりをベースにて学ぶTCSの学習スタイルを通じて、自ら学ぶ楽しさ、他者を思いやる気持ち、社会に参画することの喜び、未知の状況においても道を切り拓いていく思考力と行動力、コミュニケーションが生み出す人間関係の豊かさを、子供たちは学んでいきます。

そこで得た「学び続ける力」は、大人になってからも陳腐化することが無いことばかりか、一人ひとりの市民として豊かな社会生活を創り出していくエネルギーになっていきます。

一方で、「学び続ける力」を育むには、教師も親も「学び続ける力」を持たなくてはなりません。旧来型の社会では、既知の知識の伝達である「知識価値の提供」が有効でしたが、現在の社会では、学習者中心に未知の問題を解決する力を養っていく「問題解決価値の提供」が求められています。もちろん教師自身が問題を解決する思考や行動のプロセスについて学ぶことが必要であると同時に、たとえ自分の知らないことや、分からないことであっても、過去の経験を活かし試行錯誤しながら子供と一緒に学んでいく姿勢を持つことも大切だと考えています。