天災は忘れた頃にやってくる(2,3年)2006年11月13日〜

←津波の実験見学
災害って何だ?どんなものがある?というところからスタートしました。>>海・空・港の研究所 秋の一般公開の見学で目の当たりにした津波や、防災センターで模擬体験した地震などは「自然災害」と呼ばれています。一方、交通事故、テロ、戦争などの「人的災害」という厄介な災害もあります。

 
「天災」と言った場合、天からの災いなので自然災害のことを指すと思われます。さて、竜巻、雷、洪水、雪崩、などたくさん発見した天災の中でも、もっとも恐ろしいと子どもたちが感じているのが「地震」だそうです。


わずか2〜3日の間に、実はたくさんの小さな揺れがあるのだということを表をつかって見てみました。震度1、2、中には3もありますね・・・


なんてことで驚いていてはいけません。「さいきん1週間の地震活動」と題してエイコが示した図では地震大国日本を表す赤や青の点がたくさん・・・ん?なんだか分かりにくい図だなあ。色は深さを表し、●の大きさが揺れの強さを示しているようです。やはり浅くて大きい揺れが最も恐いのでしょうか。

 
日本は3つのプレート(ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、北アメリカプレート)の狭間に位置しています。さらに日本の東側にはもう一つのプレート(太平洋プレート)もあります。プレートとプレートがぶつかり合うとき、どちらかのプレートが下に入り込もうとするとき、大地震が発生するということのようです。>>日本のプレート

 
プレートが動いているということは、その上にある陸や島も動いているということでしょうか。「実は、太平洋プレートに乗っているハワイは日本にどんどん近づいています!!」エイコがそう発表すると驚きふためくファンた(2,3年)クラスの子どもたち。「ハワイまで橋が架けれる?!」「泳いでいける?!」もちろん。なんたって1年で6cmも動いているんだからね!!

「なーんだ〜」というわけで計算スタートです。ハワイから日本までの距離は約600km。これをcmに直すと60000000cm。10000000年後にはハワイまで泳いでいけるのカナ??

 
いざ地震が起ったとき、自分たちは何をしたらいいのでしょうか。安全パトロール隊の大口さんにお話を聞きました。瓦礫の下に埋まってしまったときに、笛を吹いて助けを求めると発見されやすいので、リュックのなかなどに笛を携帯しておくことを勧められました。また、親とはぐれてしまったときなどには、制服を着たお巡りさんや駅員さんに助けを求めると良いとのこと、そのときには、泣くのを「ぐっ」と我慢して、名前や住所、親の電話番号を伝えることを助言して頂きました。大口さん、いつもありがとうございます!!


1995年1月17日、午前5時46分52秒、淡路島北部を震源として大きな地震が起りました。阪神淡路大震災です。当時から神戸に住んでいらしたラーンネットの炭谷さんに、エイコが電話で震災当日のことを聞きました。炭谷さんは「何もできなかった。みんな無言で、ただ座っていただけ」と話してくれました。地震が起きたとき何をしたらいいか、と考えてきましたが、炭谷さんの話に、地震の恐さを一層にも二層にも増して感じたような気がします。

 
子どもたちが、状況別に、地震が起きたときに、どんなことが起きるのかをまとめました。電気がびりびりするという表現がいいです。それから、いろいろな物が天から落ちてくるんですね。




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