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小学校の卒業資格はどうなりますか?

TCSは学校教育法第1条に定める小学校ではないため、子どもたちは地元の公立小学校に学籍を置いたままTCSへ通っています。現状は、学期ごとに保護者がTCSの出席及び学習の記録を学校長に提出するとともに子供の学びの状況などについて報告をし、在籍校で公的な出席記録及び卒業の認定などが行なわれるのが通常のパターンです。それ以外の場合でも、提携校であるラーンネット・グローバルスクール(神戸)の過去の実績を含め、小学校の卒業が認められていない例は一つもありません。


少人数だと社会性が育たないのでは?

東京コミュニティスクールの1クラスの定員は6名です。ひとりひとりの子どもの様子をしっかりと把握し、学習をサポートしながらも、様々な人間関係を経験することができる最小の単位だと考えています。「少人数だと社会性が育たないのではないか」という声をいただくことがありますが、30〜40人学級であれば、性に合わない、気に入らない相手を「無視する」ことで問題が解決してしまうために、逆にコミュニケーション力は高まりにくいと考えています。一方で、数が少ないということは、子ども同士の間で起こる衝突を、誰しも無視することができず、問題が解決するまで本気になって話し合い、全員で解決していくという建設的な人間関係がつくりやすいというメリットがあります。

そもそも社会性とは、スクール(学校)の中だけで身に付くものではなく、それこそ社会で身につけていくものです。TCSはスクールの外に積極的に飛び出して、人と出会い、人の役に立ち、また人から助けてもらうといった人と人のつながり(コミュニティ)を通じて、真の社会性を育んでいこうと考えています。


TCSの理念「自和自和(JIWAJIWA)」とはどういう意味ですか?

「自和自和(JIWAJIWA)」とは、「自分らしさを活かし、人や社会との和(つながり)を楽しみ、ともに学び着実に成長する」という意味を表す造語です。「自由な発想、自在な行動力、自分らしさに誇りをもって、失敗を恐れずに自信をもって、夢をもって、自主的に物事に取り組む、そんな姿が自然でありたい」という「自」の意識と、「和(日本)を楽しみ世界の中の我を知り、和(つながり)を楽しみ社会の中の我を知る。和やかな雰囲気の中でともに学び成長する。そんな人の和に生きていきたい。」という「和」の意識を通じて、今だけではなく大人になってからも「学び続ける力」を「じわじわ」と育んでいくスクールでありたいという想いが込められています。


TCSの提唱する「学び続ける力」とはどういうことですか?

「学び続ける力」とは、子供、教師、学校組織にはもちろんのこと、一人ひとりの市民や社会にとって必要な力です。__思考と行動のつながり、人と人とのつながり、生活や社会とのつながりをベースにして学ぶTCSの学習スタイルを通じて、自ら学ぶ楽しさ、他者を思いやる気持ち、社会に参画することの喜び、未知の状況においても道を切り拓いていく思考力と行動力、コミュニケーションが生み出す人間関係の豊かさを、子供たちは学んでいきます。

そこで得た「学び続ける力」は、大人になってからも陳腐化することが無いことばかりか、一人ひとりの市民として豊かな社会生活を創り出していくエネルギーになっていきます。

一方で、「学び続ける力」を育むには、教師も親も「学び続ける力」を持たなくてはなりません。旧来型の社会では、既知の知識の伝達である「知識価値の提供」が有効でしたが、現在の社会では、学習者中心に未知の問題を解決する力を養っていく「問題解決価値の提供」が求められています。もちろん教師自身が問題を解決する思考や行動のプロセスについて学ぶことが必要であると同時に、たとえ自分の知らないことや、分からないことであっても、過去の経験を活かし試行錯誤しながら子供と一緒に学んでいく姿勢を持つことも大切だと考えています。

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