今日のスクール

  
  

第4回
長野農業体験合宿
2005年8月31日〜9月2日

【前編】
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休みが明けてすぐの実施となった第4回農業体験、今回は夏らしくテントを張ってそこに泊まるキャンプ形式で行いました。前日(というか朝方)まで長野は雨だったそうですが、バスで長野へ向かっている間にもののみごとに晴れ渡り、毎度毎度の快晴でした!良くても曇りと予測していただけに、だれも日焼け対策しておらず、ますます焦げてゆくナビと子どもたちです。「みんなこげぱんみたいになっちゃうね。」

にじの公園へ着いたら、さっそくテント張りです!っと、その前に、古籏さんが用意してくださったユニフォームに着替えます。サッカー合宿にしか見えません。

ナビが実際に張ってみせながら、テントの建て方を教えました。子どもはそれを思い出しながらやろうとしますが、やっているうちに目の前の作業だけに頭が奪われて、気づくと手順も形もあれ?どこかおかしくない?

でも大丈夫。大人が手を出す必要はありません。どこかが間違えていればテントは歪になるわけで、その歪みを見つける子がいれば、なんとか直そうと考える子がいて、指示を出して作業を進ませる子がいる。このチームワークはなかなかのもの。じっくり40分取り組み、みごとにナビの手本にひけを取らないテントを完成させました。



   

テント張りを終えた子どもたちには、すぐにつぎの仕事が待っていました。枯れ木の処分です。このキャンプのために、長野の方々が事前に木を伐採してくれていました。それがすでに大量に積まれてあり、さらににじの公園の周辺にはまだまだ処分すべき枯葉がまさに山のようにあります。とにかくわんさか集めてじゃんじゃん燃やしてくれ〜!

はじめは火を恐がっていた子も、枯れ木を燃やす作業を繰り返しやっていくうちに、しだいに火との距離が短くなっていきます。危険でもあり、火が熱いということを学ぶ機会でもあり・・、でもまあ、やっぱり火遊びは楽しいね!大人も子どもも顔が灰で真っ黒です。

 おっ、何か見つけたな。    きのこだ♪     

   

今晩のメニューはカレーライス。定番中の定番です。子どもたちも、これまでの農業体験でつくったことがあり、いかにも自信あり、といった表情。役割分担では「今日は、これまでに火を焚いたことのない人が火を焚くことにしよう!」と提案する子にみんな賛成。これまで薪集めや、団扇を頑張ってくれていた2人が、今回はじめて火をつけるステップから挑戦することになりました。ナイスなアイディアでしたが、おもしろいのは、未経験者だけでは失敗するかもしれないので、経験者もサポーターとして火付け役に加えていること。やるな〜。

そんな子どもたちに負けていられない大人スタッフ。改良をくわえて完成させたキャンプファイヤーの組み木は、優に子どもの背を超えるジャンボサイズ。てっぺんの蓋を閉じて、「これで一晩中燃えるぞ!」と、にじの公園を立ち上げた虹の橋21の小沢会長。

   

子どもたちのカレーもおいしく、いや、超おいしく出来上がり、お腹も気分も絶好調でお楽しみのキャンプファイヤーまでわいわいと過ごしました。「自分でつくったもんは、絶対にまずいなんて言わねえんだよ」と古籏さんがおっしゃっていましたが、いいえ、あれはそういう心情を差し引いても旨いカレーでした。長野の採れたて「野菜」と採れたて「薪」でうまさ100倍!

キャンプファイヤーでは、子どもがその場で短時間のうちにこしらえた一発芸(あるある探検隊)や、クイズ、歌、ゲームで、盛り上がりました。中でも印象的だったのが、お尻に光を当てるゲームと、ナハナハゲーム(改良版)。長野のおじちゃんおばちゃんが、このヘンテコゲームに巻き込まれ、一気に子どもに戻ってしまったように見えた。子どもってすごい!

そして、キャンプファイヤーのはじめに、虹の橋21の小沢会長が、子どもたちに話してくださったことを思い出す。

「ここをもう一つのふるさとだと思って、いつでも遊びに来てほしい。大人になってからも、長野のおじちゃんおばちゃんたちを、生きているかわかんねえけど、訪ねて遊びに来てほしい。」

>>後編へつづく

  
  

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