テーマ学習


テーマ学習「ゴミコントロール大作戦!」バン(中学年・高学年クラス)2005年12月5日〜
【上にいくほど新しい記事です】
発表の準備が整いました。想定質問に答える練習までばっちりです。分かりやすく色分けされた表グラフに、図説、太い文字、前を向いて読むこと、発表の技術点?も向上してきました。
今年5つ目のテーマ学習はまとめの段階、発表の準備に入りました。発表紙に写真と文字をのせていきます。
見学した杉並清掃場には何があったのか、ホワイトボードに図にして表していました。

>>図を拡大
出されたゴミがどのように処理されるのかを確認するために杉並清掃工場に行ってきました。杉並清掃工場は、東京23区で一番古い焼却炉を持っている清掃工場だそうです。
清掃工場には、ゴミひろいをしながら向かいました。天候の関係で、スクール周辺しか出来ませんでしたが、ゴミ袋で4個くらい集まり、以下に「ポイ捨て」が多いか、また、ポス捨てされやすいところを考えるきっかけになりそうです。
清掃工場では、まず清掃工場の説明を受けました。焼却後の灰が「スラグ」というものになり、道路の材料になるなど、灰さえもリサイクルされてきていることを知ることが出来ました。
清掃工場に運ばれたゴミがまず入るのが、写真のゴミバンカー。ゴミバンカーには最大6000トンものゴミが貯めておけるそうです。そのゴミは、UFOキャッチャーのクレーンのようなもので、焼却炉へ運ばれます。
クレーンは、人の手により操作されています。全自動ではないようです。子どもたちは、クレーンでゴミが運ばれる様子に興味津々。「おじさんたちUFOキャッチャーで練習してるの?」
年が開け、冬休みのプロジェクト@ホームを、子どもたちが発表しました。コンビニからどのくらいゴミがでているか、直接コンビニの従業員に聞いてきた子の調べによると、一日のうちでなんと90リットルのゴミ袋が5袋も出ているそうです。しかも燃えるゴミだけでこの量だということです。
コンビニから一日に450リットルもの燃えるゴミが出ているという発表を聞いていた時に、デパートから出るゴミの量を調べた子が「え?それだけ?」と言い、みなドキッとしました。デパートで一日に出るゴミの量・・・10トン!うわっ!
町へ出て、どんなゴミがあるか確かめにいきました。
コンビニのゴミ箱というのは、大抵ゴミが溢れ出ているものですが、本に書かれてあった「コンビニから出るゴミ」というのはこれのことではなく、お店の中で出る売れ残り弁当などのゴミです。
お店などから出るゴミは、いつ、どこから運び出されているのでしょうか。そしてどのように処理されているのでしょうか。冬休みのプロジェクト@ホームにぴったりの宿題課題ができました。
大量のゴミはどのように処理されているのか、ゴミ焼却処分場の見学に先立って、ごく限られた地域で発生した原因不明の病「杉並病」の話をしました。自分たちの出しているゴミは、環境へ、間違えば人へ悪い影響をあたえてしまうという大きな問題を持っているようです。
図書館で借りてきた本の中から、グラフや表、数字などで示されている箇所をピックアップして、明確な情報を拾い上げます。すると東京23区から、年間で349万トンもの一般ゴミが出ていることがわかりました。想像がつかないので、まずは1トンはどのくらいの重さかということで考えてみる事に。高級車や象などいかにも重そうなものが予想に挙りましたが、「牛一頭と冷蔵庫」と予想した子が最も1トンに近かったという結果です。まあ、冷蔵庫の大きさにもよりますが。。
図書館でテーマで使えそうなゴミの本、リサイクルの本を集めました。ゴミの量などの情報が載った本、お話の本、工作の本などいろいろです。同じような本ははぶいて、その他はぜ〜んぶ借りてきました。どれもこれも使えそうな本ばかりに見えます。
物がゴミに変わる瞬間をつきとめるために、「必要←→不要」、「使える←→使えない」の分布図で、自分の出したゴミを分類してみました。
生きている限り、ゴミを出し続ける人間。何がゴミなのか、どうしてゴミなのか。ゴミについて考えていきます。
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