ゆき(1年)クラスのテーマ >>磁遊自在 の一環として、京王井の頭線にコトコトと揺られ、磁石工場マグナさんの見学へ出かけました。 マグナの看板を発見。工場へ入ると出荷を控えたたくさんの磁石が並ぶ倉庫がありました。その先に、どか〜んと超超ジャンボ磁石がっ!! 子どもたちは次々とジャンボ磁石に引き寄せられ、みんなくっついちゃいました。 小学生がよく見学に来るのでしょうか、これから実際に目にしていく磁石の働きをまとめたプリントを頂きました。 おいしそうな磁石を目の前に指をくわえるTCSキッズ。説明をして頂くのはなんとマグナの社長さん。ステイできずに磁石に手を出し、おっちゃんに叱られる子が多発する中、あきれることなく磁石のいろはを教えてくださいました。写真右の黒い粉は「磁石の素」だそうです。これをプレス機で、グッ!!っと圧縮すると様々な形の磁石に変身するというわけです。 マグナさんは本当にいろいろな形や性質をもった磁石をつくっていらっしゃるんですよ。すぐ後ろでお仕事をされていました。ここから東急ハンズとかに出荷されているんですね。 おもしろかったのはキャップマグネットという磁石で、フェライト磁石を覆う形で鉄板(ヨーク)を取り付けると、磁力が一定方向に働くことでより強力になるという磁石応用品です。この磁石ならば10kgのダンベルも持ち上げることができるのです。10kgを持ち上げる力があればの話ですが・・。 磁石の表面を鏡のようにぴかぴかに磨いたフェライト鏡面仕上げであそぶマグナの社長。 この磁石2つを放り上げると、磁石同士がくっつこうとするものの、形が球なのでくっつきあう面積が小さく、空中でついたり離れたりを繰り返します。カチカチカチカチという耳障りな高音が楽しく、子どももナビも夢中で投げていましたが、あきらかに周りで働いていらっしゃる従業員の方には迷惑でした。 次は磁石の生まれる瞬間を見ます。まだ磁力のない磁石の素に電気エネルギーを流し込み磁力をもった磁石に変えます。「着磁」といいます。足下のペダルをちょいと踏むだけでOKです。 自分でつくった磁石でさっそくあそんでいました。前歯がないね。 この筒では一度に沢山の磁石に着磁を行うことができます。手を入れると、あなたの手まで磁力がついちゃうかもしれませんよ〜。「やってみたーい!!」 「最後は手品を見て帰ってください」社長が取り出したのは1万円のお札。強力磁石を近づけると・・・・・なんと!! お札が磁石に引き寄せられた!! お札に使われているインクには極微量の磁石がまぜられているんだって。 「北朝鮮の偽札には磁石は反応しないよ。こうやって知恵を出して一工夫することで、世の中にある問題を解決できるんだよ。今は飲酒運転が問題になっているけど、お酒を飲んだらエンジンがかからないような車をつくっちゃうとかも知恵をだせばできるんだよ。」 へぇー。 マグナの社長さん、従業員のみなさん、ありがとうございました!! 永久磁石のマグナ http://www.magna-tokyo.com/