第二回目の食育理科実験スタートでーす!!今回もNPO市民科学研究室のご協力で、食育をからめた理科実験をセシオン杉並にて行いました。タイトルは「ダシを科学する」です。さあ、どんな実験がはじまるのでしょうか。 子どもたちの前にならんだ謎の液体。A・B・Cそれぞれの器には濃さのちがうダシが入っていますが、スプーンで一口ずつ味わってみて、濃いと感じる順番に並べました。 A・B・Cの器は、ダシをそれぞれ水で10倍、100倍、1000倍に薄めたものでした。濃い順番に正しく並べられたということは、1000倍の薄さを舌で判別できたということ?? と言っている間に、どんどん出てきます・・器が。さあ、つぎは8種類のダシの味比べです。かつお、こんぶ、にぼし、えび、しいたけ、とりにく、はくさい、ねぎ、どれもおいしいような・・、何か物足りないような・・。 いいダシ出てます。 小休憩中にダシの「素」となる鰹節や昆布やにぼしに群がる子どもたち。こんな素朴なおやつを喜んで食べるんだったら、もうポテトチップはいらないな、と思って見ていました。 休憩の後、より香り強いダシをとる方法を教えてもらいました。それは「生椎茸」と「干し椎茸」の違い。干して乾燥させた具材からとったダシの方が圧倒的に香りの強いダシがとれるとのことです。実際に味比べしてみましたが、まったく別ものの濃さでした。 今回のメイン「雑炊づくり」です!!じゃんけんで勝ったチームから、先ほどの8種類のダシの中から好きな2種類の具を選んで雑炊をつくります。たまご、米、三つ葉をトッピングに、醤油や塩などの調味料で味を整えて、おいし〜い雑炊ができあがりました。 → かつお・こんぶ だし → にぼし・ねぎ だし → しいたけ・とり だし 完成間際から、ぐ〜〜〜っとお腹が空いてきた一同。雑炊はじめての子も、苦手〜、とヌカしていた子も、「ちょううま〜!!」と言ってぱくぱく食べていました。いい気なものです。ダシを一種類ずつ味比べをしたときには物足りなく感じた味も、二種類のダシを組み合わせると「ちょううま〜!!」に変身したことを身をもって体験できました。 さいごに「自分たちがつくった雑炊が一番おいしかった人〜?」と聞かれると、全員挙手。さすがTCSキッズおみごとです。簡単だったから、家でもできそうだね。 前回 >>食育理科実験「砂糖なしクッキー」2006年7月3日