テーマ学習


テーマ「水知らずではいられない」たつッツ(低学年クラス)2005年12月5日〜
【上にいくほど新しい記事です】
発表会の本番へ向けて、練習しています。水がどこからどこをたどってスクールまで来ていたのかなどの調べた情報に加えて、再生場を出た水がどうなるのかという予想、それから家で調べた水の使用量などなど、発表したい情報は沢山です。


水の流れマップが完成しました。集めたマンホールの写真にもちょくちょく登場する「再生水」という言葉。再生場という施設で家庭から出た汚れた水がキレイにされるということが分かったものの、キレイになった水がどこに流れるかは分かりません。

「給水場にもどると思うんだよね〜分からないけど・・」という予想と、「海に流れる!」という予想が出ました。
ダム見学のかえりに、羽村のまいまいず井戸に寄ってみました。まいまいず井戸はかたつむりの模様のような細道を下るとたどり着く、杉皮葺きの屋根のあるおもしろい井戸です。のぞいても暗くて何も見えないので、石を落として高さを推測してみました。ぴゅーーーーーぽちゃ。5メートルぐらい?
浄水場見学の2日後、こんどはその水のルーツをたどって多摩川をさかのぼり、小河内ダムへ見学へでかけました。
この日のダムの貯水位、貯水量、放流量、貯水率が電光掲示板に表示されていました。

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小河内ダムは透明度10メートルのきれいな湖でした。この下には、昔の集落がそのまま沈んでいて、ダムの貯水率が10%をきると、家の屋根が水面に現れるのだそうです。


Q. ダムの外側の壁は、どうして急な坂になっているのでしょうか。

A1 水の水圧でダムが壊れないようにするため
A2 ダムをつくるときに、つくりやすい形だったから
A3 ヘリコプターで給水する時などに、目立つようにするため
A4 昔は坂の上から水を流していたから
A5 地下に秘密組織があるから

答えはCMの後。
浄水場の見学に出かけました。雨水を、ろ過装置を通してきれいにする実験を見せてもらいました。ろ過装置と言っても、石や砂利を小さいものから順に、下に向かうほど大きめな石やじゃり敷き詰めただけのものでしたが、それでも水はかなり透明になることにびっくりです。
では本物を見ていきましょう。多摩川から村山・山口貯水池に溜められた水が、勢い良く浄水場のろ過池に入っていく様子が鉄格子ごしに見えました。
浄水場の「ろ過池」は全部で20あり、深さ4メートルの池に溜ためられた水は、早いときで1〜2時間でキレイな水になり、この水に薬品を入れてようやく水道水がつくられることが分かりました。
プロジェクト@ホームでつくったマンホールコレクションを使って、どんなマンホールが多いか見てみると、圧倒的に下水(汚水)が多いことがわかりました。他に、上水や、中水と書かれたマンホールもあり、これが何なのかを浄水場の人に質問をしてみることにしました。
妙法寺に井戸があるということで見てきました。井戸の下は水道管とつながっているのでしょうか、それとも地下から水が湧いているのでしょうか。
冬休み中のプロジェクト@ホームで、一日でどのくらい水を使っているか、家族の分とペットの分と・・、調べてきました。お風呂とトイレが圧倒的に多く水を使っていることが分かりました。それから、キッチンの水はお母さんが主に使っていることが分かりました。たまにはお母さんのお手伝いを!
一日の水の使用量が出ました。それを分かりやすくするために、1リットルのペットボトル、2リットルのペットボトルに換算した場合、何本分になるのか計算をしてきました。すごい!

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これまたちょっと変わったマンホール。図書館の帰り道に発見しました。
なんとなくにも、水が山から川へ、川から海へ、海から雲になってまた山へ、と地球を循環しているというストーリーで、つじつまが合ってきたように思えてきた子どもたち。でも家やスクールへ来る水はいったいどこからやってくるのでしょうか。
海の水が雲になるとはどういうことか、プラコップを使って再現してみました。わずか1時間ほど陽のあたる場所へ置いておいただけで、上にくっつけたプラコップに、たくさんの水滴が生まれていました。小さな水滴が集まると、一つの雫となって、ぽちゃ〜ん!と下の海?へ落ちました。「雨だ!!」
水がどこから来てどこへ行くのか、子どもたちが想像図を書いてみました。
自分たちがどのくらい水を使っているのか、表と「正」の字を使って毎日カウントしています。顔洗い1回、トイレ3回、歯磨き1回、お風呂1回。なかでも回数の多いトイレですが、一回にどのくらいの水を使っているのか計ってみる事にしました。結果はなんと14リットル!!何かの間違いかと思う数字ですが、本当らしいのです。
道で見つけたマンホール。これは怪しい・・・。
よくよく見てみると、「水道局」「汚水」「消火用水」などと書かれてある。中には「NTT」とか、「浸透」なんてものもある。なんだかわからないが、こいつはレアだ。
スクールの水はどこから来ているのだろう。子どもの予想は・・
←これ。確かにスクールの壁に入り込んでいる!!でもその内側には、ちょうど雨水が流れ込む排水溝があることに気づき、ここを通って水は下に落ちているということがわかりました。
どうしてキッチンの水は飲めるのに、トイレの水は飲めないんだろう、という話になりました。でも待てよ。トイレの水が飲めないなんてどうしてわかるんだ?水道局へ電話して聞いてみたところ、トイレの水も水道の水も同じ水を使っているので飲めなくもないとのこと。でもなるべく水道の水を飲んでくださいね、と言われましたが・・。
毎日使っている水。水はどこから来て、どこへ行くのだろう。なくならないのか、ありすぎるのか。使い過ぎなのか、そうでもないのか。飲めるのか、飲めないのか。おいしいのか、おなかをこわすのか。水探しの旅がはじまります。
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